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動物の問題の背景にある、人の困りごと

犬猫の問題として表に見えていることの多くは、
実は、飼い主さんの暮らしの困りごとと深くつながっています。

高齢化、病気、入院、施設入所、生活困窮、孤立。
そうした状況が見えないまま進むと、
ある日突然、犬猫の行き場がなくなることがあります。

当会では、犬猫だけを見るのではなく、
その背景にある人の暮らしにも目を向けながら、
人と動物を一体で支える活動を行っています。

 

飼い主さんが孤立する前に。
暮らしが限界を迎える前に。
地域や福祉、行政、動物関係者とつながりながら、
早めに気づき、早めに支えることを大切にしています。

​飼育困難の相談

高齢、病気、入院、生活困窮、家族関係、住まいの問題などにより、
犬猫との暮らしを続けることが難しくなることがあります。

「このまま飼い続けられるか不安」
「入院したいけれど、ペットがいる」
「家族に頼れない」
「医療費やフード代が負担になっている」
「飼育環境が整えられなくなってきた」

そうした不安を、ひとりで抱え込まないでください。

 

当会では、すぐに引き取る・引き取らないという話ではなく、
まずは状況を整理し、その方と犬猫にとってできる方法を一緒に考えます。

必要に応じて、福祉関係者、行政、地域の方、動物病院などとも連携しながら、
飼い主さんとペットの暮らしを支える道を探します。

​表に見えているのは、氷山の一角

多頭飼育崩壊を未然に防ぐ取り組み

多頭飼育崩壊は、発生してから対応するだけでは限界があります。
一度に多数の犬猫が行き場を失えば、
行政や保護団体だけで受け止めることは困難です。
だからこそ、早期発見・早期対応が必要です。

多頭飼育崩壊は、ある日突然起きるものではありません。

見えないところで、少しずつ犬猫が増え、
飼い主さんの体力や経済状況が限界を迎え、
住環境が悪化し、誰にも相談できないまま、地域の中で静かに進行していきます。

 

そして表に出てきた時には、
すでに犬猫も、飼い主さんも、現場も、限界を超えていることがあります。

 

一度に何十頭という犬猫が行き場を失えば、
行政や愛護センター、保護団体だけで受け止めることは簡単ではありません。

 

これは、個人の問題として片づけられるものではなく、
早期発見・早期対応が必要な社会課題です。

ただ、見えにくいだけです。

防災と同じように、起きてから慌てるのではなく、
起きる前に気づき、備え、つながっておくことが大切です。

当会にも多頭飼育崩壊や、崩壊直前のご相談が多く寄せられています。

この一年だけを見ても、犬猫が増えすぎてしまったご家庭、
飼い主さんの高齢化や入院、生活困窮、孤立などにより、
適切なお世話が難しくなっている現場に関わってきました。

多頭飼育崩壊は、実に悩ましい問題です。

犬猫が一頭ずつ保護される場合とは違い、
一度に何十頭という命の行き場を考えなければなりません。

動物愛護センターや保健所にも受け入れには限界があります。
頭数が多く、医療やケアが必要な犬猫が一度に収容されると、
すべての命を十分に受け止めることが難しくなり、

その結果として、望まない選択を迫られることもあります。

 

だからこそ、
問題が表に出てきてからでは遅いのです。


多頭飼育崩壊が起きてから犬猫を保護するのではなく、

犬猫が増えすぎる前に。
飼い主さんが孤立する前に。
住環境や健康状態が悪化する前に。

小さな違和感に気づき、早めに支援につなげることです。

多頭飼育崩壊の背景には、
高齢化、病気、入院、認知症、生活困窮、地域コミュニティの希薄化、
相談先がないことなど、さまざまな人の困りごとがあります。

「飼い主が悪い」

「無責任だ」
そう責めるだけでは、同じ問題は繰り返されます。

私たちは、犬猫を守るためにも、
その背景にある人の暮らしに目を向け、
福祉、行政、地域、動物関係者と連携しながら、
多頭飼育崩壊を未然に防ぐ仕組みづくりに取り組んでいきたいと思っています。

​水面下の問題に早く気付くために

気が付いたら、責めるためではなく、支援につなげるために共有し、
人と動物の暮らしを一緒に支える仕組みをつくっていきたいと考えています。

動物の問題を、動物だけの問題にしない。

〝ペットは家族〟

〝パートナー〟

と言われるようになった時代だからこそ、

人と動物に寄り添うことが、
結果として双方の命を守ることにつながります。

飼い主さんのお手伝い

ふくふくサポート制度は、
飼い主さんとペットが安心して暮らし続けるための備えの制度です。

高齢、病気、入院、施設入所、突然の事故や死亡など、
もしもの時にペットが取り残されないよう、
事前に情報を整理し、必要な支援につなげていきます。

ペットの名前、年齢、性格、病歴、かかりつけ病院、食べているフード、

好きなこと、苦手なこと、緊急時の連絡先などをまとめることで、
いざという時に周囲の人が対応しやすくなります。

 

ふくふくサポート制度は、
「飼えなくなったらすぐに引き取る制度」ではありません。

飼い主さんができる限りペットと暮らし続けられるように。
そして、もしもの時にも、その子が取り残されないように。
早めに備え、一緒に考えるための制度です。

費用について

支援に必要な医療費、フード・消耗品費、預かり費等の実費は、

原則として飼い主さん(保護された人も含む)にご負担いただいています。

しかし、飼い主さんも努力されているものの

生活困窮等により費用負担が難しい場合は、

状況確認・審査のうえ、当会の関わる基金等を活用できる場合があります。

※基金の利用は無条件ではありません。
※飼い主さんの状況、動物の状態、支援の必要性、

関係機関との連携状況等を踏まえて判断します。

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